職場紹介

岩崎眞規

当院は、奈良県大和高田市の南東部に位置し、高速道路と一般道路の設備など都市化が進む橿原市に隣接するのどかな田園地帯にあります。昭和33年に地域のホームドクターとして中井医院が開院され、その後、現在の院長の代になってから平成14年4月中井記念病院として生まれ変わりました。「地域の患者さまがいつも安心して気安く来られる医院」の理念を踏襲し、「思いやりと感謝」の精神で、患者さま中心の医療を行っております。当院のロゴマークは、その精神を表し、人と人とのつながりをイメージしたものです。

【住所地】奈良県大和高田市根成柿151−1
【診療科】外科・内科・整形外科・消化器科・循環器科・肛門科麻酔科・眼科・リハビリテーシ ン科
【病床数】一般病床 80床

 


 当院の臨床検査科は、3名で日常業務を行っています。午前診察の検体検査はブランチで検査センターさんに入ってもらっている為、生理機能検査を中心に業務にあたっています。検査内容は、心電図・ホルター心電図・トレッドミル運動負荷心電図・肺機能検査・出血凝固時間などで、午後からは検体検査も行っています。今年に入り、超音波検査士の認定資格を取得し、今までは医師のみで行っていた超音波検査を技師も少しずつ行うようになりました。また、夜間・日祝日の診察時間外にはオンコール体制をとっており、輸血検査等の緊急検査にも対応しています。

 当院では、各種委員会を設置しており、技師が主に参加しているのは感染対策委員会・輸血委員会などです。感染対策委員会での技師の役割は、院内の感染症に関する情報の把握と、サーベイランスのための情報提供や件数の管理などが主です。同委員会では月に一度、定期勉強会を行っており、全職員の感染に対する知識向上の為に外部より講師招き、標準予防策の重要性、現在の感染における問題点などを講義して頂いています。また、感染対策マニュアル作成、病棟の環境調査を行っており、今後、病棟ラウンドも行っていきたいと考えています。その他に、輸血委員会・医療安全管理委員会にも参加し、医師や他の医療スタッフとともに病院全体でチーム医療に取り組んでおります。
 今年6月から当院でも経鼻内視鏡検査を実施することになりました。状態によっては、経口内視鏡をお勧めする患者さまもいらっしゃいますが、通常は検査受付時に経鼻か経口かの希望をお伺いすることにしています。検査中は、「嘔吐が起きにくい」「会話ができる」と患者さまにおおむね好評です。
 中井記念病院は、今年で5年目をむかえました。開院当初より診療科も増え、検査件数も増加しています。そのため、私たち検査技師は、中井記念病院のスタッフとして、一人でも多くの患者さまに安心して検査を受けていただけるよう勉強会・講習会に積極的に参加し、技術の向上を目指すことはもとより、日々、笑顔を忘れずに心あたたまる検査室になるよう心がけていきたいと思っています。